勘に対する攻防記
人間というものは、危険を冒したがるものである
そう思うのであります。
浪人すると、年に1回は
ミニ同窓会
のような、浪人者を集めた
母校の先生方との懇談会がある。
それは、僕の高校も然りで、
だいぶ前に、某予備校の一室で、
宮城浪人をしている卒業生を集めた
通称“激励会”が行われたのでした。
今回は、その“激励会”が始まる1時間ほど前の
僕と、同じ予備校で同じ高校出身の友達との
限界へのチャレンジの物語である。
【1章 提案は計画】
駅の西口には㌧ペイがあり、
駅の東口には予備校のビルが立ち並んでいる。
この両極端な世界を結ぶ一番代表的な橋は、
駅の「自由通路」。
(↑今回の舞台)
激励会のために新幹線ホームに降立った先生方は、
100%東口に出るために、この自由通路を通る。
そこでどうだろう。
『自由通路を通る先生方を
待ち伏せようではないか』
つまり、こういうことだ。
- 「自由通路」へ行く。
- 「スタバ」or「マック」に入る。
- 通路に面した席に座る。
- 待つ。
- 先生方が通る。
- 見送る。
そして、何食わぬ顔で同窓会。
「別に意味はないんだけど、時間潰しに良くない?」
ということで、双方の意見がまとまり実行に移されたのだった。
【2章 準備は待機】
授業が終わり、2人で自由通路へ。
「スタバか、マックか」で5分議論。
マックは自由通路にモロ面した席なので、
(下図では青色のテーブル)
危険性を考えスタバに決定。
トールを頼んで、席に着く。
(下図の赤い●)
(ちなみに、横の壁はガラス張り)
いちおう勉強道具を広げ、待つ。
待つ。
待つ。
…新幹線の時間調べたらヨクナイ?
……あっ、ちょうど今到着したはずだよ。
………。
待つ。
↑ 参考図 (わかりにくい?)
【3章 終焉は逃走】
新幹線到着から10分。
2人に緊張と焦りが見え始めたときだった。
僕が自由通路に目を向けると、
A氏(主任)とT氏(3組)の2人が歩いてきた。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
「来た」
と僕は、西口に背を向けその方向が見えていない友達に言う。
しかし、そのときT氏の右手がおもむろに店内を差した。
そしてゆっくりと、店内に入ってくる。
ヤバイ(゚Д゚;)
広げていた勉強道具に顔を伏せ、
必死に隠れる2人。
恐る恐る見てみると、
レジの前をうろつくA氏。
(レジの位置は上図参照のこと)
き、気づかれてない!?
でも、依然危険度5(=MAX)には変わりない。
また顔を伏せて勉強するフリ。
……数分後。
顔をまた少し上げて店内を詮索。
上図の緑のテーブルに
手前がT氏で、奥がA氏。
イター!!
それも、近ッ!
……こっちを見れるのはA氏。
気づかれる可能性が少ないのでは?
そう判断した僕は、
撤収宣言。
⇒脱出成功。
そして、約1時間後。
T氏「○○くん、お久しぶりですね」
(……さっき見かけしましたけど)
……ホントに気づいていなかったようです。
ホント、T氏の
勘というか、間のよさというか
とにかく驚きました。
T氏「毎日、日本史勉強してくださいね」
僕 「はい。毎日不比等とか、勉強しますね」
T氏「不比等、、、。不比等って誰だっけ?」
このあと結局、思い出すのも諦めたT氏であった。
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コメント
さすがT氏。あの教師にしてこの生徒ありって自分の日本史のできなさを正当化してみるテスト。
でも、なんだかんだであの人のクラスでよかったと思ってたりするんですけどね。
投稿: らじ | 2007年11月 8日 12:44
彼はとてもいい人です。
たとえ、ラグビー馬鹿と呼ばれようが。
投稿: shin | 2007年11月11日 22:18